FAQをまとめてみた。困った時をここを見てください。
SQS使ってる人が少ないのか、ブログを書いている層に使用者が少ないのか、SQSに関する情報は非常に少ない。
数少ないフリーのマークシートシステムなのでもっと盛り上がってほしい。そして開発も進んでより便利になってより幸せになりたい。
うまく動かなくて挫折する人が一人でも少なくなってもらいたいと思い、このFAQをまとめます。
Q. SQSって何?簡単に使えるの?説明書や資料、サンプルファイルはないの?
A. あります。岩手県教育委員会がSQSをプッシュしています。素晴らしい事ですね。ついでに開発にリソースを割いてくれると最高です。
初めて使う人は以下のサイトの資料に目を通すといいでしょう。良くまとまっています。
http://www1.iwate-ed.jp/tantou/joho/text/
http://www3.schoolweb.ne.jp/swas/index.php?id=0840002&frame=frm51b9532e5df73
Q. Javaのバージョンは?古いままじゃないと動かない?
A. Javaは最新版でOKです。SQSが2.1にアップデートする際に修正されました。
Q. うまく動かないよ!1枚も読み取れないよ!
A. バージョンを確認してください。現在、SQSは2種類のバージョンがあります。2.0と2.1です。その間に互換性はありません。2.1で作ったマークシートは2.0のMarkReaderで読み込めません。バージョンが同じセットでマークシートの作成と読み込みをやってください。
SQS2.1はこちらから。
http://swa.city.takasaki.gunma.jp/swas/index.php?id=902&frame=sqs_help
オンラインで使う場合はこちらがいいでしょう。
http://smp.sfc.keio.ac.jp/
以下のリンクは古いバージョンです。あまり使わない方がいいと思います。
http://smp.sfc.keio.ac.jp/
Q. まだうまく動かないよ!
A. まずはじめに、質問事項が1つか2つだけの検証用のPDFを作り、プリンタで印刷し、自分で塗りつぶしてから読み込ませてみてください。
スキャナの設定は、白黒、DPIは最高、可能であればTIFFファイル形式、なければ最高画質のJpegファイルで。
それが失敗するようだと、何かが根本的に間違っています。もう1度、岩手県のサイトから説明書をダウンロードし、設定し直してください。
Q. 検証用のはうまくいけれど、まとめて読ませるとうまくいかないよ!
A. よくあるパターンです。
まず、プリンタと違い、リソグラフなどの印刷機で刷ると、質問用紙の四隅にある黒い四角、タイミングマーカーの位置が微妙にずれます。位置がずれたり印刷がかすれて読めなかったりするとエラーになります。できるだけ慎重に印刷をした方が良いです。
次。スキャナで読み込んだ際に低画質のJpegに変換した場合、Jpeg特有のブロックノイズが入ってしまい、うまく読み取れません。また、Jpegにすると文字の境界線がぼやけるので、Jpegでの保存は避けた方がいいです。そもそもJpegは文字やイラストの圧縮には向いていません。
ではどうするか。TIFFファイル形式にしてください。岩手県の説明書にも書いてありましたが、あれは正しいです。経験上、SQSとTIFFファイル形式の相性はとても良いです。
Q. どのファイル形式で読み込ませるべき?
A. 上にも書きましたが、Jpeg形式はなるべく避けましょう。TIFFファイル形式がおすすめです。
Q. 読み込む色はカラー?グレー?白黒?
絶対に白黒で読み込んでください。絶対に。グレースケールは最悪の選択です。カラーもダメ。グレースケールやフルカラーは全体的に黒っぽくなり、読み取り精度が大きく落ちます。絶対に白黒で読み込んでください。
Q. おすすめのスキャナはどれ?やっぱりiX500?
A. SQSとiX500はセットで使ってはいけません。いや、富士通製のスキャナは総じて相性が悪いです。なぜなら、付属してるソフト、ScanSnap Managerががっかりするほど低機能だからです。スキャナ本体はものすごく良い物ですが、付属ソフトの出来が悪すぎてダメです。
白黒で読み込む場合、PDF形式での出力しかできません。PDFからTIFFに変換してやらなければならず、とても面倒です。
グレースケールであればJpeg形式で出力できますが、グレースケールのJpegはSQSにとって最悪です。まず読み取れないと思った方がいいでしょう。
個人的なおすすめはCanonのimageFORMULAシリーズです。おすすめはこのDR-C125というスキャナ。付属のCaptureOnTouchというソフトはスキャンしたデータから直接TIFFファイルを生成できるので手間が省けます。
Q. PDFからは読み取れないの?
A. ダメです。対応していません。調べたところ、PDFからTIFFファイルを生成するフリーソフトは使い勝手がよくなかったり、どれもイマイチです。高いですが、Acrobat11 Professionalを買いましょう。アカデミックパックなら1万7千円ちょっとで買えます。本校はたまたま職員室に古いバージョンのものがあったので、それで出力できました。Acrobatはスキャナと一緒に買っても良いですし、ScanSnap iX500であれば標準でAcrobat 10 Standardが付いていますので、一手間かかるのを覚悟でそちらを購入しても良いでしょう。
Q. まだダメだよ!うまく動かないよ!助けて!
A. SQSはフリーソフトなのでサポート窓口はありません。高い金を払って市販の物を買うか、自分で試行錯誤をして解決するか、職場のパソコンが得意な若手に押しつけてください。
それでもどうにもならない場合、コメント欄に困っている状況を詳細に投稿すれば、誰かが助けてくれるかもしれません。また、問い合わせフォームから自分宛に問い合わせれば、運が良ければ返信があるかもしれません。
このFAQが誰かの助けになれば幸いです。
マークシート導入を検討中のものです。
御ブログがとても参考になりました。お陰様でSQSの存在を知り、ました。ありがとうございます。
薄目のマークが上手く読み取れないので、グレイスケールでスキャンして、画像調整でしきい値を黒寄りに振ってモノクロ2値になおせないかとやってみました。
Irfanviewというツールはコマンドラインから明るさ、ガンマ値、コントラストを指定できますので、枚数の処理に都合が良さそうです。
http://ameblo.jp/yodandesu/entry-12107450461.html