最後に
怒られるかもしれませんが、最後に書きたいことを書きます。
これはあくまでも自分の例です。「採用試験に合格する」ということを前提に作戦を考えました。
いや、こんなのは邪道だ、自分は満遍なく勉強するぜ!って人は己の道を信じて頑張ってください。おそらくそれが最も正しいやり方です。
しかし、僕はそんなに賢くないし、専門の知識はそこそこありましたが教職系の知識はゼロだったので、教育学部出身の人たちとまともにやり合ったら勝負になりません。弱者には弱者なりの戦い方があります。
冒頭にも書きましたが、今回の試験に僕の今後の人生が賭けられていました。ここ数年の時期を逃すと採用人数が減り、採用はかなり絶望的になります。何年にもわたって勉強を続けられるほど勤勉ではないので、短期集中一発勝負です。
そして、臨任や非常勤ではそこらのフリーターと変わりません。来年はニートかもしれませんし、定職に就いていなければ結婚もできません。ここから他業種への転職はかなり厳しいです。
このような状況を考えると、なんとしてもここ1、2年で合格しないと野たれ死にます。
怒られるのを覚悟で書いてしまうと、ぶっちゃけ、部活とかやって遊んでいる場合ではないですし、もっと言えば授業なんかやっている場合でもないです。
勤務校での頑張りは採用試験にどの程度反映されるのでしょうか。来年度の継続採用には大いに影響するでしょうが、本採用を考えた場合、仕事なんかしている場合ではないのです。
優先順位はどちらが上か。自分の人生か、生徒の人生か。
ここで「生徒の人生です」と即答する人こそ教師に相応しいと思うのですが、残念ながらそういう採用制度になっていません。
採用試験までは自分の勉強を最優先にして、学校の仕事は試験が終わってからしっかりやる、みたいにしても良いのではないでしょうか?
とにかく、採用試験に受からないことにはスタートラインにすら立てません。
もちろん、自分の準備室に籠もって勉強漬け、なんていうのは愚の骨頂です。バカです。せっかく現場にいるのであれば、職員室にいましょう。いろいろなトラブルが舞い込みます。ベテランの先生方の動きを見ていれば、「正解の行動」がわかるはずです。
現場の仕事も採用試験対策になります。くだらない雑用が8割を占めますが、採用試験が終わるまでそのへんの仕事は正規の職員に投げて、残りの2割のくだらなくない仕事に首を突っ込みましょう。
頑張ってください。
残念ながら、落ちた場合はこちらの記事をどうぞ。