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効率よく受かる!埼玉県の高校教員採用試験対策 1次試験編

投稿日:2013/08/09 更新日:

埼玉県の教員採用試験に合格するための勉強法について その1
まずは1次試験について書きます。はっきり言って邪道です。が、俺はこれで受かりました。その2まとめです。試験に落ちた場合も書きました。

はじめに

いかに効率よく採用試験に合格するか、について考えて実践したことを書きます。「良い教員になる」ためでなく、「採用試験に受かる」ための勉強方法です。
そこは割り切って考えた方がいいと思います。人生かかってますから。
自分のスペックとしては、理系大学出身、数学・情報科免許所持、受験は情報科、前職はプログラマで2年半の勤務経験有りです。一年間の臨任の経験もあります。

1次試験対策:マークシート方式

  • 専門知識 100点
  • 一般、教職教養 100点
  • 目標:両方8割以上

作戦編

1次試験は8割取れば受かるので、どうやって8取りに行くかを考える。学生と違い時間も無いし、がむしゃらに勉強しても無駄が多い。

専門試験の対策

とりあえず1次の専門くらいはサクッと取る。自分の場合、1次、2次試験共に専門の試験は無勉強でした。大学で専門的に勉強したのと、プログラマとしての勤務経験があったので勉強しませんでした。

一般教養、教職教養の対策

すべての分野を満遍なく勉強するのは時間的に無理なので、場所を絞る。100点の配点うち、一般教養と教職教養の割合が7:3~6:4くらい?そのうちの8割を取りに行く。

・一般教養対策

勉強しても点を取れる気がしないので、あきらめる箇所を決める。
自分の場合:

  • 国社数理英のうち、国語は完全に捨て、社会は半分、数理英は全部取る。
  • 埼玉県のご当地問題は捨て。どうせみんなわからないし。
  • 時事問題はなんとか取る。
  • 捨て問題もマークシートなので4問に1問は正解している。

これで一般教養70~60点分のうちの6割以上は取れる。あわよくば7割くらい。100点中の45~50点は確保。

・教職教養対策

ここしか安定的に取れないので、とりあえず全部取る。落として1つ、2つ。これで一般教養と併せて8割は確保。
必ず出る古典的な問題は確実に取る。落として良いのは答申や最近の話題、埼玉県の独自問題だけ。

作戦のまとめ

一般教養で、この分野は必ず取る、という箇所がないと作戦は立てにくいかも。
自分は理系なので、理科と数学は全部取るつもりで。プログラマなので英語もそこそこ。国語は無理なので捨て。地歴は捨て、公民現社で取る、という作戦です。専門外の分野は直前の詰め込みで何とかなるとは到底思えません。

 

勉強編

専門と一般教養は勉強しないで、教職教養一本勝負。専門は今さら勉強するものでもないし、一般教養は勉強時間に対するコストパフォーマンスが悪すぎる。安定的に取れる教職教養を徹底的にマスターする。

教職教養の勉強法

全く1からの勉強だったので、とりあえず基礎固めを。教職教養30日完成みたいな薄い本を繰り返しやって、すべての問題と回答を丸暗記する。それぞれの分野別にまとまっていたので、パラパラカードを作って丸暗記。

それと平行して、教職教養問題集みたいなのを解いていき、これも問題と解答を丸暗記。ここまでやれば、よく出る問題がわかってくる。

仕上げとして、過去問を解く。解いたらもちろん丸暗記。というか、上の2つでしっかり暗記できていればここはスラスラ解けるはず。

また、採用試験対策の雑誌が2種類出ています。

バックナンバーを1年分購入して、すべての問題を片っ端から解く。ここまでくると出題パターンや出やすい問題がわかってくるので、それをひたすら暗記する。

全部買うと高い?なにを言ってるんだ、そんなの合格して公務員になりさえすれば一瞬で元が取れる上に、変な予備校がやってるセミナーの料金に比べれば安いものだ。金で知識を買い、買った知識で公務員という身分と安定した給料を得る、と思えば破格の投資だ。金をケチる意味がわからない。
投資した金額によって合格率が無限に上がり続けるわけでは無いが、ある程度の投資は絶対に必要。

専門教科の勉強法

そんな物は無い。専門教科の試験、しかも1次のマークシートで点が取れないのに本当に教員になるの?それ、生徒にちゃんと教えられるの?
とりあえず過去問をといて、センター試験の問題集をやればいいかと。教科によって対策は違うので他のブログを見てください。
情報科の場合、応用情報の問題が解ければいいんじゃないですかね。NWとDB、もしくはCCNAとオラクルのブロンズがあれば余裕かと。あとは著作権周りは知的財産管理技能検定3級のテキストをやれば良いと思います。

埼玉県の場合、ソフ開もってれば1次免除です。でした。今はわかりません。

まとめ

とにかく暗記が重要。試験会場で考えてもわかりません。とにかく丸暗記。ただ単に暗記するだけの単純な作業です。暗記が苦手で死ぬほど嫌いな自分でも何とかなったので、普通の人が普通にやれば何とかなると思います。

情熱、やる気、子供が好き。そんなものは一切聞かれません。1次試験はとにかく知識の量を問われます。教員になりたければとにかく勉強、丸暗記が必要!!!

 

1次試験の結果:

  • 専門 91点
  • 一般、教職 85点
  • 判定1A

2次対策に続く!

-1次試験, 2次試験, 教員採用試験, 教採, 教育, 面接対策

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