こんにちは。@engineacherです。
今年もなんとか文化祭が終わりました。こんな無事に終わった文化祭は自分が異動してきてからはじめてじゃないかな、と思うくらい平和でした。警察にご迷惑もかけませんでした。
反省と備忘録も兼ねてざくっとまとめておきます。今後、文化祭の企画を考える際の参考になればと思います。
結論から書きますと、文化祭でのジュース販売はおすすめできません。
ジュースの転売は危険
近くの業務用スーパーで、売れ残った飲み物を安く仕入れた。1本59円とか69円とか。もちろん段ボールで大人買い。合計3万円分、550本くらい仕入れた。こいつを1本100円で売れば爆益だぜウヒヒヒ、と思ったが、そうはうまくいかなかった。
売れ残ったジュース=人気が無い
売れ残ってるから安く仕入れられるんだ。実際に何本か飲んでみたが、まぁ、微妙な飲み物ばっかりで。
炭酸コーヒーほどでの危険物ではないが、甘すぎたり、変な味がしたり、何らかの売れ残る要素を持っている。
炭酸コーヒーも売っていたが、あまりにも地雷すぎるので買わなかった。売れ残っても大変困る。
敵が多い
ライバルが多い。例えば学校に置いてあるコカコーラ社の自動販売機。そこそこのクオリティの飲み物が置いてある。しかもキンキンに冷えている。値段も110円なので10円しか違わない。が、しかし、こいつは事前に政治力を使って文化祭期間だけ自販機を止めるようにすると回避できるかも。社内政治は好きではないからやらなかったけれども。
他のクラスも販売企画で飲み物を売っていた。タピオカジュースとか。39円で仕入れた小さい缶ジュースを50円で売っていたり。全体的に見たところ、アグレッシブに稼ぎに逝った団体はうちだけみたい。極めて健全な文化祭だ。
気温が低いのも問題だった。台風が過ぎた後で微妙に寒かった。クラスTシャツだけでは寒いから上に羽織っている生徒もいたくらい。この「微妙に寒いな」という感覚も販売を鈍らせた原因だと思う。
冷やす手段が限られてくる
文化祭で飲み物を販売する場合、それを冷やす方法が問題になってくる。今回、生徒から集めたクーラーボックスに水を張り、そこに事前に凍らせたペットボトルを入れておくという王道スタイルを採用した。思ったよりもうまく冷えてくれて、補充のタイミングを考えれば十分冷やすことができた。
問題は、凍らせたペットボトルが集まらなかった事だ。今回、集まらないことを見越して職員室や準備室の冷蔵庫で氷を用意しておいたので最後まで氷を補充できたが、生徒からの募集分だけでは全然まかなえなかった。
値下げをした
100円では売れないので、結局80円で売った。自分が部活の発表に行っている間に英断が下され、実行されていた。これは本当に素晴らしいことだ。俺がいなくても自分たちで考えて行動に移すことができた。やればできるんだな。
でもこれ、10円玉のお釣りはどこから調達してきたんだろう?
結果
生徒1人2000円の出資に対し、とりあえず満額返金できるくらいは売り上げが立った。本当にギリッギリだったけれども。ギリジン。最後の最後、うちの卒業生が段ボールで在庫を買い上げてくれたのでなんとか現金が回収できた。○田くん、本当にありがとうございました。
最悪、足りない分は俺が補填して2000円ずつ返金かなと思っていたので、大変助かった。
飲み物は結局200本ほど余った。段ポールで8箱分くらい。これはそのうちクラスのみんなで飲もうと思う。
最終的に、生徒には出資分が返金され、現金での儲けは生徒会に寄付するので生徒会も潤い、手元には在庫の山が残る。在庫とはいえこいつは現金ではないので寄付する必要がなく、丸々うちのクラスの資産となる。全員が幸せな結末になって良かったのかなと。
うまくいっていた企画
タピオカジュースが売れていた。シューアイスも。普段食べられなような珍しい何か、は売れるんだろうな。いっそのこと、「珍しい飲み物」販売所でも良かったのかも。世にも恐ろしい炭酸コーヒーとか。キュウリ味のペプシとか。数が出ないかw
食べ物も出ていたかな。パン屋さんとか。結局、お昼をまたぐのに食べ物の販売が少ないから殺到してしまう。一昨年のカップラーメンも瞬殺だったし。食べ物系は間違いなく売れるね。
調理企画は売れるけど数が出ないから儲からない。大量に作れる仕組みを作れば相当儲かるだろうな。
来年は
何か文化的なことがやりたいかな。ジュースやお菓子の転売屋さんではなくて。